芥川龍之介 『秋』 と云つた。 照子も姉の言葉につれて、ちよいと時計を仰いだが、これは存外冷淡に、「まだ――」とだけしか答へなかつた。 信子にはその言葉の中に、夫の愛に飽き足りてゐる新妻の心があるやうな気がした。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア