芥川龍之介 『一塊の土』 しかしお民の「稼ぎ病」は容易に満足しないらしかつた。 お民は又一つ年を越すと、今度は川向うの桑畑へも手を拡げると云ひはじめた。 何でもお民の言葉によれば、あの五段歩に近い畑を十円ばかりの小作に出してゐるのはどう考へても莫迦莫迦しい。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア