芥川龍之介 『一塊の土』 お住は丁度納屋の前に器用に庖丁を動かしながら、蜂屋柿を吊し柿に拵へてゐた。 広次は粟の籾を干した筵を身軽に一枚飛び越えたと思ふと、ちやんと両足を揃へたまま、ちよつと祖母に挙手の礼をした。 それから何の次穂もなしに、かう真面目に尋ねかけた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア