かう云ふ小事件のあつた翌晩、お住はとうとうちよつとしたことから、お民とも烈しいいさかひをした。
ちよつとしたこととはお民の食ふ藷をお住の食つたとか云ふことだけだつた。
しかしだんだん云ひ募るうちに、お民は冷笑を浮べながら、「お前さん働くのが厭になつたら、死ぬより外はなえよ」と云つた。
かう云ふ小事件のあつた翌晩、お住はとうとうちよつとしたことから、お民とも烈しいいさかひをした。
ちよつとしたこととはお民の食ふ藷をお住の食つたとか云ふことだけだつた。
しかしだんだん云ひ募るうちに、お民は冷笑を浮べながら、「お前さん働くのが厭になつたら、死ぬより外はなえよ」と云つた。