芥川龍之介 『樗牛の事』 そうしてその人間は、迂余曲折をきわめたしちめんどうな辞句の間に、やはり人間らしく苦しんだりもがいたりしていた。 だから樗牛は、うそつきだったわけでもなんでもない。 ただ中学生だった自分の眼が、この樗牛の裸の姿をつかまえそくなっただけである。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア