勿論この怖れは、一方絶えず、外界の刺戟から来るいら立たしさに、かき消された。
が、そのいら立たしさがまた、他方では、ややもすると、この怖れを眼ざめさせた。
――云わば、修理の心は、自分の尾を追いかける猫のように、休みなく、不安から不安へと、廻転していたのである。
勿論この怖れは、一方絶えず、外界の刺戟から来るいら立たしさに、かき消された。
が、そのいら立たしさがまた、他方では、ややもすると、この怖れを眼ざめさせた。
――云わば、修理の心は、自分の尾を追いかける猫のように、休みなく、不安から不安へと、廻転していたのである。