ところが、その日は、小姓の手から神酒を入れた瓶子を二つ、三宝へのせたまま受取って、それを神前へ備えようとすると、どうした拍子か瓶子は二つとも倒れて、神酒が外へこぼれてしまった。
その時は、さすがに一同、思わず顔色を変えたと云う事である。
翌日、越中守は登城すると、御坊主田代祐悦が供をして、まず、大広間へ通った。
ところが、その日は、小姓の手から神酒を入れた瓶子を二つ、三宝へのせたまま受取って、それを神前へ備えようとすると、どうした拍子か瓶子は二つとも倒れて、神酒が外へこぼれてしまった。
その時は、さすがに一同、思わず顔色を変えたと云う事である。
翌日、越中守は登城すると、御坊主田代祐悦が供をして、まず、大広間へ通った。