が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕でも瓶子でも、皆赭ちゃけた土器の肌をのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。
どうやらこの家の棟ばかりは、燕さえも巣を食わないらしい。
翁が返事をしないので、青侍はまた語を継いだ。
が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕でも瓶子でも、皆赭ちゃけた土器の肌をのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。
どうやらこの家の棟ばかりは、燕さえも巣を食わないらしい。
翁が返事をしないので、青侍はまた語を継いだ。