芥川龍之介 『魚河岸』 客は外套の毛皮の襟に肥った頬を埋めながら、見ると云うよりは、睨むように、狭い店の中へ眼をやった。 それから一言の挨拶もせず、如丹と若い衆との間の席へ、大きい体を割りこませた。 保吉はライスカレエを掬いながら、嫌な奴だなと思っていた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア