今度は藤岡勝二博士の言語学の講義である。
外の連中は皆先へ行つて、ちやんと前の方へ席をとつて置くが、なまけ者の我々は、何時でも後からはいつて行つて、一番隅の机を占領した。
その朝もやはりかう云ふ伝で、愈鐘が鳴る間際まで、見晴しの好い二階の廊下に彽徊してゐたのである。
今度は藤岡勝二博士の言語学の講義である。
外の連中は皆先へ行つて、ちやんと前の方へ席をとつて置くが、なまけ者の我々は、何時でも後からはいつて行つて、一番隅の机を占領した。
その朝もやはりかう云ふ伝で、愈鐘が鳴る間際まで、見晴しの好い二階の廊下に彽徊してゐたのである。