芥川龍之介 『あの頃の自分の事』 その中には邪魔にならない所でも、ノオトの代りに画を描く事にした。 処が向うに坐つてゐる、何とか云ふ恐しくハイカラな学生の横顔を、半分がた描いた処で運悪く鐘が鳴つた。 講義の終を知らせると同時に、午になつた事を知らせる鐘である。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア