芥川龍之介 『あの頃の自分の事』 さうして妙な相場の熟語を、十ばかり一度に教へられた。 午後は講義がなかつたから、一白舎を出ると二人で、近所の宮裏に下宿してゐる久米の所へ遊びに行つた。 久米は我々以上のなまけ者だから、大抵は教室へも出ずに、下宿で小説や芝居を書いてゐたのである。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア