さうして又嫌でも恋愛を捨てなければならなかつた。
が、彼等はデカダンスの古沼に身を沈めながら、それでも猶この仕末に了へない心と――〔une vieille gabare sans ma^ts sur une mer monstrueuse et sans bords〕 の心と睨み合つてゐなければならなかつた。
だから彼等の耽美主義は、この心に劫かされた彼等の魂のどん底から、やむを得ずとび立つた蛾の一群だつた。
さうして又嫌でも恋愛を捨てなければならなかつた。
が、彼等はデカダンスの古沼に身を沈めながら、それでも猶この仕末に了へない心と――〔une vieille gabare sans ma^ts sur une mer monstrueuse et sans bords〕 の心と睨み合つてゐなければならなかつた。
だから彼等の耽美主義は、この心に劫かされた彼等の魂のどん底から、やむを得ずとび立つた蛾の一群だつた。