上つてとつつきの襖をあけると、二三枚戸を立てた、うす暗い部屋のまん中に、松岡の床がとつてあつた。
枕元には怪しげな一閑張の机があつて、その上には原稿用紙が乱雑に重なり合つてゐた。
と思ふと机の下には、古新聞を敷いた上に、夥しい南京豆の皮が、杉形に高く盛り上つてゐた。
上つてとつつきの襖をあけると、二三枚戸を立てた、うす暗い部屋のまん中に、松岡の床がとつてあつた。
枕元には怪しげな一閑張の机があつて、その上には原稿用紙が乱雑に重なり合つてゐた。
と思ふと机の下には、古新聞を敷いた上に、夥しい南京豆の皮が、杉形に高く盛り上つてゐた。