芥川龍之介 『山鴫』 その間に空は水のやうになつた。 同時に遠近の樺の幹が、それだけ白々と見えるやうになつた。 駒鳥や鶸の声の代りに、今は唯五十雀が、稀に鳴き声を送つて来る、――トウルゲネフはもう一度、疎な木々の中を透かして見た。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア