芥川龍之介 『山鴫』 トルストイは疑はしさうに、ちよいと相手の顔を眺めた。 が、それぎり小説の事は、読むとも読まないとも答へずにしまつた。 トウルゲネフは幼い時分、意地の悪い年上の子供にいぢめられた覚えがある、――丁度そんな情無さが、この時も胸へこみ上げて来た。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア