芥川龍之介 『或阿呆の一生』 彼はあらゆる善悪の彼岸に悠々と立つてゐるゲエテを見、絶望に近い羨ましさを感じた。 詩人ゲエテは彼の目には詩人クリストよりも偉大だつた。 この詩人の心にはアクロポリスやゴルゴタの外にアラビアの薔薇さへ花をひらいてゐた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア