芥川龍之介 『或阿呆の一生』 彼女は何ごともなかつたやうに時々彼と話したりした。 のみならず彼に彼女の持つてゐた青酸加里を一罎渡し、「これさへあればお互に力強いでせう」とも言つたりした。 それは実際彼の心を丈夫にしたのに違ひなかつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア