芥川龍之介 『鵠沼雑記』 僕は夢を見てゐるうちはふだんの通りの僕である。 ゆうべ(七月十九日)は佐佐木茂索君と馬車に乗つて歩きながら、麦藁帽をかぶつた馭者に北京の物価などを尋ねてゐた。 しかしはつきり目がさめてから二十分ばかりたつうちにいつか憂鬱になつてしまふ。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア