しかしどの軌道もその最後に一度も機関車の通らない、さびた二三尺のあることを思へば、ムツソリニの一生も恐らくは我々の一生のやうに老いてはどうすることも出来ないかも知れない。
のみならず――
のみならず我々はどこまでも突進したい欲望を持ち、同時に又軌道を走つてゐる。
しかしどの軌道もその最後に一度も機関車の通らない、さびた二三尺のあることを思へば、ムツソリニの一生も恐らくは我々の一生のやうに老いてはどうすることも出来ないかも知れない。
のみならず――
のみならず我々はどこまでも突進したい欲望を持ち、同時に又軌道を走つてゐる。