蕪村はこの金鎖を破り、発句を自他無差別の大千世界へ解放した。
「お手打の夫婦なりしを衣更」「負けまじき相撲を寝物語かな」等はこの解放の生んだ作品である。
芭蕉は許六の「名将の橋の反見る扇かな」にさへ、「此句は名将の作にして、句主の手柄は少しも無し」と云ふ評語を下した。
蕪村はこの金鎖を破り、発句を自他無差別の大千世界へ解放した。
「お手打の夫婦なりしを衣更」「負けまじき相撲を寝物語かな」等はこの解放の生んだ作品である。
芭蕉は許六の「名将の橋の反見る扇かな」にさへ、「此句は名将の作にして、句主の手柄は少しも無し」と云ふ評語を下した。