芥川龍之介 『芭蕉雑記』 菱川の浮世絵に髣髴たる女や若衆の美しさにも鋭い感受性を震はせてゐた、多情なる元禄びとの作品である。 「元禄びとの」、――僕は敢て「元禄びとの」と言つた。 是等の作品の抒情詩的甘露味はかの化政度の通人などの夢寐にも到り得る境地ではない。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア