南町で晩飯の御馳走になって、久米と謎々論をやっていたら、たちまち九時になった。
帰りに矢来から江戸川の終点へ出ると、明き地にアセチリン瓦斯をともして、催眠術の本を売っている男がある。
そいつが中々踔厲風発しているから、面白がって前の方へ出て聞いていると、あなたを一つかけて上げましょうと云われたので、匇々退却した。
南町で晩飯の御馳走になって、久米と謎々論をやっていたら、たちまち九時になった。
帰りに矢来から江戸川の終点へ出ると、明き地にアセチリン瓦斯をともして、催眠術の本を売っている男がある。
そいつが中々踔厲風発しているから、面白がって前の方へ出て聞いていると、あなたを一つかけて上げましょうと云われたので、匇々退却した。