(「話」らしい話を持つてゐない小説――たとへば日本の写生文脈の小説はいづれも純粋な芸術家の面目を示してゐるとは限つてゐない。
「詩的精神云々の意味がよく分らない」と言つた谷崎氏に対する答はこの数行に足りてゐる筈である。
(2) 谷崎氏の所謂「構成する力」は僕にも理解出来たやうに感じてゐる。
(「話」らしい話を持つてゐない小説――たとへば日本の写生文脈の小説はいづれも純粋な芸術家の面目を示してゐるとは限つてゐない。
「詩的精神云々の意味がよく分らない」と言つた谷崎氏に対する答はこの数行に足りてゐる筈である。
(2) 谷崎氏の所謂「構成する力」は僕にも理解出来たやうに感じてゐる。