如何に両大家の才力を以てしても、古来一人もゐなかつたものに忽ちなつてしまふ道理はない。
僕等は皆僕等の中に「光秀と紹巴」とを持ち合せてゐる。
少くとも僕は僕自身に関することには多少の紹巴になる代りに僕以外の人々に関することには多少の光秀になる傾向を持ち合せてゐる。
如何に両大家の才力を以てしても、古来一人もゐなかつたものに忽ちなつてしまふ道理はない。
僕等は皆僕等の中に「光秀と紹巴」とを持ち合せてゐる。
少くとも僕は僕自身に関することには多少の紹巴になる代りに僕以外の人々に関することには多少の光秀になる傾向を持ち合せてゐる。