芥川龍之介 『舞踏会』 さうして細い金属の箸で、青い花の描いてある手のひら程の茶碗から、米粒を挾んで食べてゐるのであらうか。 ――彼の眼の中にはかう云ふ疑問が、何度も人懐しい微笑と共に往来するやうであつた。 明子にはそれが可笑しくもあれば、同時に又誇らしくもあつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア