ことに、むしろの裂け目から、天日のさしこんだ所で見ると、わきの下や首のつけ根に、ちょうど腐った杏のような、どす黒い斑があって、そこからなんとも言いようのない、異様な臭気が、もれるらしい。
枕もとには、縁の欠けた土器がたった一つ(底に飯粒がへばりついているところを見ると、元は粥でも入れたものであろう。
捨てたように置いてあって、たれがしたいたずらか、その中に五つ六つ、泥だらけの石ころが行儀よく積んである。
ことに、むしろの裂け目から、天日のさしこんだ所で見ると、わきの下や首のつけ根に、ちょうど腐った杏のような、どす黒い斑があって、そこからなんとも言いようのない、異様な臭気が、もれるらしい。
枕もとには、縁の欠けた土器がたった一つ(底に飯粒がへばりついているところを見ると、元は粥でも入れたものであろう。
捨てたように置いてあって、たれがしたいたずらか、その中に五つ六つ、泥だらけの石ころが行儀よく積んである。