そこで、おれと養父とは、きょうがきょうまで、互いににらみ合いながら、何事もなくすぎて来た。
もしあのおじじにもう少し、勇気があったなら、――いや、おれにもう少し、勇気があったなら、おれたちはとうの昔、どちらか死んでいた事であろう。
頭を上げると、太郎はいつか二条を折れて、耳敏川にまたがっている、小さい橋にかかっていた。
そこで、おれと養父とは、きょうがきょうまで、互いににらみ合いながら、何事もなくすぎて来た。
もしあのおじじにもう少し、勇気があったなら、――いや、おれにもう少し、勇気があったなら、おれたちはとうの昔、どちらか死んでいた事であろう。
頭を上げると、太郎はいつか二条を折れて、耳敏川にまたがっている、小さい橋にかかっていた。