芥川龍之介 『偸盗』 どうかするとその拍子に切り返した太刀を、逆にまわして、後ろから来る犬の牙を、防がなければならない事さえある。 それでもさすがにいつか傷をうけたのであろう。 月明かりにすかして見ると、赤黒いものが一すじ、汗ににじんで、左の小鬢から流れている。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア