芥川龍之介 『大導寺信輔の半生』 信輔は全然母の乳を吸ったことのない少年だった。 元来体の弱かった母は一粒種の彼を産んだ後さえ、一滴の乳も与えなかった。 のみならず乳母を養うことも貧しい彼の家の生計には出来ない相談の一つだった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア