山陽が長崎に遊びし時、狭斜の遊あるを疑はれしとて、「家有縞衣待吾返、孤衾如水已三年」など云へる詩を作りしは、聊眉に唾すべきものなれど、竹田が同じく長崎より、「不上酒閣 不買歌鬟償 周文画 筆頭水 墨余山」の詞を寄せたるは、恐らく真情を吐露せしなるべし。
竹田は詩書画三絶を称せられしも、和歌などは巧ならず。
画道にて悟入せし所も、三十一文字の上には一向利き目がないやうなり。
山陽が長崎に遊びし時、狭斜の遊あるを疑はれしとて、「家有縞衣待吾返、孤衾如水已三年」など云へる詩を作りしは、聊眉に唾すべきものなれど、竹田が同じく長崎より、「不上酒閣 不買歌鬟償 周文画 筆頭水 墨余山」の詞を寄せたるは、恐らく真情を吐露せしなるべし。
竹田は詩書画三絶を称せられしも、和歌などは巧ならず。
画道にて悟入せし所も、三十一文字の上には一向利き目がないやうなり。