かう思へば芸術の不朽を信ぜざると、後世に作品を残さんとするとは、格別矛盾した考へにもあらざるべし。
さらば如何なる作品が、古くならずにゐるかと云ふに、書や画の事は知らざれども、文芸上の作品にては簡潔なる文体が長持ちのする事は事実なり。
勿論文体即作品と云ふ理窟なければ、文体さへ然らばその作品が常に新なりとは云ふべからず。
かう思へば芸術の不朽を信ぜざると、後世に作品を残さんとするとは、格別矛盾した考へにもあらざるべし。
さらば如何なる作品が、古くならずにゐるかと云ふに、書や画の事は知らざれども、文芸上の作品にては簡潔なる文体が長持ちのする事は事実なり。
勿論文体即作品と云ふ理窟なければ、文体さへ然らばその作品が常に新なりとは云ふべからず。