二 にきび
昔「羅生門」と云ふ小説を書いた時、主人公の下人の頬には、大きい面皰のある由を書いた。
当時は王朝時代の人間にも、面皰のない事はあるまいと云ふ、謙遜すれば当推量に拠つたのであるが、その後左経記に二君とあり、二君又は二禁なるものは今日の面皰である事を知つた。
二 にきび
昔「羅生門」と云ふ小説を書いた時、主人公の下人の頬には、大きい面皰のある由を書いた。
当時は王朝時代の人間にも、面皰のない事はあるまいと云ふ、謙遜すれば当推量に拠つたのであるが、その後左経記に二君とあり、二君又は二禁なるものは今日の面皰である事を知つた。