僕は又かう云ふ煩ひは日本にばかりあることと思つてゐた。
が、この頃ふとレミ・ド・グルモンのことを書いたものを読んだら、グルモンはその晩年にさへ、毎日ラ・フランスに論文を一篇、二週間目にメルキユウルに対話を一篇書いてゐたらしい。
すると芸術を尊重する仏蘭西に生れた文学者も甚だ清閑には乏しい訣である。
僕は又かう云ふ煩ひは日本にばかりあることと思つてゐた。
が、この頃ふとレミ・ド・グルモンのことを書いたものを読んだら、グルモンはその晩年にさへ、毎日ラ・フランスに論文を一篇、二週間目にメルキユウルに対話を一篇書いてゐたらしい。
すると芸術を尊重する仏蘭西に生れた文学者も甚だ清閑には乏しい訣である。