が、当時すぐにその人へも返事を書いた通り、袈裟と盛遠との間に情交があつた事は、自分の創作でも何でもない。
源平盛衰記の文覚発心の条に、「はや来つて女と共に臥し居たり、狭夜も漸更け行きて云云」と、ちやんと書いてある事である。
それを世間一般は、どう云ふ量見か黙殺してしまつて、あの憐む可き女主人公をさも人間ばなれのした烈女であるかの如く広告してゐる。
が、当時すぐにその人へも返事を書いた通り、袈裟と盛遠との間に情交があつた事は、自分の創作でも何でもない。
源平盛衰記の文覚発心の条に、「はや来つて女と共に臥し居たり、狭夜も漸更け行きて云云」と、ちやんと書いてある事である。
それを世間一般は、どう云ふ量見か黙殺してしまつて、あの憐む可き女主人公をさも人間ばなれのした烈女であるかの如く広告してゐる。