さうかと思ふと、仏蘭西の女の兵隊と独逸の兵隊とが対峙してゐる、独逸の兵隊は虜にした幼児を楯にして控へてゐる。
其時戦死した仏蘭西の男の兵隊が、――女の兵隊の御亭主達の幽霊が、霧のやうに殺到して独逸の兵隊を逐ひ散らしてしまふ、と云つた筋の話もある。
(Frances Gilchrist Wood: The White Battalion)兎に角種類の上から云ふと、近頃の幽霊を書いた小説の中では、既にこの方面専門の小説家さへ出てゐる位、(Arthur Machen など)戦争物が目立つてゐるやうです。