芥川龍之介 『蛙』 蛇は、二度目の賛成の声を聞くと、急に体を鞭のやうにぴんとさせた。 それから、そろそろ芦の中へ這ひこみながら、黒い眼をかがやかせて、注意深く池の中の様子を窺つた。 芦の葉の上の蛙は、依然として、大きな口をあけながら、辯じてゐる。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア