古写本の伝ふる所によれば、うるがんは織田信長の前で、自分が京都の町で見た悪魔の容子を物語つた。
それは人間の顔と蝙蝠の翼と山羊の脚とを備へた、奇怪な小さい動物である。
うるがんはこの悪魔が、或は塔の九輪の上に手を拍つて踊り、或は四つ足門の屋根の下に日の光を恐れて蹲る恐しい姿を度々見た。
古写本の伝ふる所によれば、うるがんは織田信長の前で、自分が京都の町で見た悪魔の容子を物語つた。
それは人間の顔と蝙蝠の翼と山羊の脚とを備へた、奇怪な小さい動物である。
うるがんはこの悪魔が、或は塔の九輪の上に手を拍つて踊り、或は四つ足門の屋根の下に日の光を恐れて蹲る恐しい姿を度々見た。