芥川龍之介 『寒山拾得』 すると隣の吊革にゐた道具屋じみた男が、 「やあ、又寒山拾得が歩いてゐるな」と云つた。 さう云はれて見ると、成程その二人の男は、箒をかついで、巻物を持つて、大雅の画からでも脱け出したやうに、のつそりかんと歩いてゐた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア