うす日の光がさして来ると、藻に立つた秋も目立つやうになつた。
おれは、――所々鱗の剥げた金魚は、やがてはこの冷たい水の上に、屍を曝す事になるのかも知れない。
しかしさう云ふ最後の日までは、やはり先の切れた尾を振りながら、あの洒落者のブラムメルのやうに、悠々と泳いでゐようと思ふ。
うす日の光がさして来ると、藻に立つた秋も目立つやうになつた。
おれは、――所々鱗の剥げた金魚は、やがてはこの冷たい水の上に、屍を曝す事になるのかも知れない。
しかしさう云ふ最後の日までは、やはり先の切れた尾を振りながら、あの洒落者のブラムメルのやうに、悠々と泳いでゐようと思ふ。