芥川龍之介 『臘梅』 わが家も徳川家瓦解の後は多からぬ扶持さへ失ひければ、朝あさのけむりの立つべくもあらず、父ぎみ、叔父ぎみ道に立ちて家財のたぐひすら売りたまひけるとぞ。 おほぢの脇差しもあとをとどめず。 今はただひと株の臘梅のみぞ十六世の孫には伝はりたりける。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア