芥川龍之介 『二人の友』 「安国寺さん」は式をすませた後、本堂の前に並んだ僕等に寂滅為楽の法を説かれた。 「北邙山頭一片の煙となり、」――僕は度たび「安国寺さん」のそんなことを言はれたのを覚えてゐる。 同時に又丁度その最中に糠雨の降り出したのも覚えてゐる。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア