それが大名屋敷へばかり忍び込んで、盗んだ金は窮民へ施したというところから、当時は義賊という妙な名前が、一般にこの盗人の代名詞になって、どこでも盛んに持てはやされていた。
「何しろ先生、盗みにはいったお大名屋敷が七十六軒、盗んだ金が三千百八十三両二分だというのだから驚きます。
盗人じゃございますが、なかなかただの人間に出来ることじゃございません。
それが大名屋敷へばかり忍び込んで、盗んだ金は窮民へ施したというところから、当時は義賊という妙な名前が、一般にこの盗人の代名詞になって、どこでも盛んに持てはやされていた。
「何しろ先生、盗みにはいったお大名屋敷が七十六軒、盗んだ金が三千百八十三両二分だというのだから驚きます。
盗人じゃございますが、なかなかただの人間に出来ることじゃございません。