芥川龍之介 『歯車』 僕は電燈の光の中に書棚の間をさまよって行った。 それから「宗教」と云う札を掲げた書棚の前に足を休め、緑いろの表紙をした一冊の本へ目を通した。 この本は目次の第何章かに「恐しい四つの敵、――疑惑、恐怖、驕慢、官能的欲望」と云う言葉を並べていた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア