そうしていつの間にか、消極的ではあるが、ある敵意をその人に対して抱くような事になる。
――内供が、理由を知らないながらも、何となく不快に思ったのは、池の尾の僧俗の態度に、この傍観者の利己主義をそれとなく感づいたからにほかならない。
そこで内供は日毎に機嫌が悪くなった。
そうしていつの間にか、消極的ではあるが、ある敵意をその人に対して抱くような事になる。
――内供が、理由を知らないながらも、何となく不快に思ったのは、池の尾の僧俗の態度に、この傍観者の利己主義をそれとなく感づいたからにほかならない。
そこで内供は日毎に機嫌が悪くなった。