遠藤は妙子の手紙を見てから、一時は往来に立ったなり、夜明けを待とうかとも思いました。
が、お嬢さんの身の上を思うと、どうしてもじっとしてはいられません。
そこでとうとう盗人のように、そっと家の中へ忍びこむと、早速この二階の戸口へ来て、さっきから透き見をしていたのです。
遠藤は妙子の手紙を見てから、一時は往来に立ったなり、夜明けを待とうかとも思いました。
が、お嬢さんの身の上を思うと、どうしてもじっとしてはいられません。
そこでとうとう盗人のように、そっと家の中へ忍びこむと、早速この二階の戸口へ来て、さっきから透き見をしていたのです。