芥川龍之介 『アグニの神』 遠藤はもう一度、部屋の中を見廻しました。 机の上にはさっきの通り、魔法の書物が開いてある、――その下へ仰向きに倒れているのは、あの印度人の婆さんです。 婆さんは意外にも自分の胸へ、自分のナイフを突き立てたまま、血だまりの中に死んでいました。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア