すると或年下の友人は恰もそれを待つてゐたかのやうに、忽ちその先を暗誦したさうである。
抒情詩人としての薄田泣菫氏の如何に一代を風靡したかはかう言ふ逸話にも明かであらう。
しかし薄田氏の抒情詩は「ああ大和にしあらましかば」「望郷の歌」に至る前に夙に詩壇を動かしてゐる。
すると或年下の友人は恰もそれを待つてゐたかのやうに、忽ちその先を暗誦したさうである。
抒情詩人としての薄田泣菫氏の如何に一代を風靡したかはかう言ふ逸話にも明かであらう。
しかし薄田氏の抒情詩は「ああ大和にしあらましかば」「望郷の歌」に至る前に夙に詩壇を動かしてゐる。