そこで黐で獲った鴨を、近所の鳥屋から二羽買って来させることにした。
すると小杉君が、「鉄砲疵が無くっちゃいけねえだろう、こゝで一発ずつ穴をあけてやろうか」と云った。
けれども桂月先生は、小供のように首をふりながら、「なに、これでたくさんだ」と云い/\その黐だらけの二羽の鴨を古新聞に包んで持って帰った。
そこで黐で獲った鴨を、近所の鳥屋から二羽買って来させることにした。
すると小杉君が、「鉄砲疵が無くっちゃいけねえだろう、こゝで一発ずつ穴をあけてやろうか」と云った。
けれども桂月先生は、小供のように首をふりながら、「なに、これでたくさんだ」と云い/\その黐だらけの二羽の鴨を古新聞に包んで持って帰った。