広子はちょっと陳列棚の硝子に彼女の髪形を映して見た後、やはり格別急ぎもせずに隣の第二室へ足を向けた。
第二室は天井から明りを取った、横よりも竪の長い部屋だった。
そのまた長い部屋の両側を硝子越しに埋めているのは藤原とか鎌倉とか言うらしい、もの寂びた仏画ばかりだった。
広子はちょっと陳列棚の硝子に彼女の髪形を映して見た後、やはり格別急ぎもせずに隣の第二室へ足を向けた。
第二室は天井から明りを取った、横よりも竪の長い部屋だった。
そのまた長い部屋の両側を硝子越しに埋めているのは藤原とか鎌倉とか言うらしい、もの寂びた仏画ばかりだった。